看護部ご紹介

看護体制

看護体制
・病棟部門、外来診療部門、患者支援センターの3部門より構成されています。
・病棟部門は、2看護単位

看護部組織図

職員配置

一般病棟では、入院患者様10人に対し1人以上の看護師を配置。
地域包括ケア病棟では、入院患者様13人に対し1人以上の看護師を配置。
患者様に24時間安心していただける体制を整えています。

勤務形態

3交代・変則2交替制をとっています。
(個人の希望を尊重して勤務を組みます。)

勤務時間

3交代制
日勤(8:30~17:30)
準夜(16:30~0:30)
深夜(0:00~9:00)
フレックス(12:30~20:30)

変則2交代制
日勤(8:30~17:30)
夜勤(16:30~9:00)

休日
4週8休

看護提供方式

【固定チームナーシング】

固定チームナーシングとは、プライマリーナーシングの精神を受け継ぎ、個々の患者様に対して、担当看護師が入院から退院まで責任を持って看護を提供し、それを固定したチームで支援する方式です。さらに、それぞれのチームはリーダーが中心となり、ケアの質の向上や担当看護師の資質向上のために設定された年間目標に即して、看護活動を続けていく看護提供方式です。

外来

問診から診察の補助を通し患者様のニード(誰が何に困っているのか)を把握し、医師から患者様への説明時も同席することで、患者様の不安・苦痛の軽減へのケアを行います。また、患者様主体の医療の提供に向けて、「看護師はコンダクター」の考えのもと、それぞれの専門職種と協働したチーム医療を目指します。

大腸疾患

大腸ポリープ・大腸腫瘍・過敏性腸症候群・炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)・直腸炎・アフター性大腸炎など

肛門疾患

痔核・痔瘻・裂肛・直腸脱・肛門狭窄・括約不全など

その他

胃、十二指腸潰瘍・ヘルニア・排泄障害など

一般外来と専門外来とを機能分化しています。

手術室

手術室では、腰椎麻酔下手術(肛門疾患・経肛門など)や全身麻酔下手術を行っています。
医師、看護職員、放射線科、理学療法など、さまざまな職種合同で行われる症例検討会では、手術予定患者様の術前カンファレンスをはじめ、手術日、術者、術式、手術時間の確認など、きめ細かな検討を行っています。

急性期一般病棟(45床)

大腸・肛門の専門病院看護師として入院時から退院後まで、さまざまな場面で看護を展開し、患者様の声に寄り添える看護を目標としています。スタッフ間も明るく働きやすい職場です。専門性のキャリアを積み重ねるのにも、良い職場となっています。

全身麻酔下手術
(術前・術後の看護)

  • ストーマケア(ストーマサイトマーキングからセルフケアの確立まで)
  • 大腸がん(外科的治療・抗がん剤治療)
  • 炎症性腸疾患(外科的・内科的治療・IBD専門治療)
  • ヘルニア(会陰ヘルニア、鼠径ヘルニア、腹壁ヘルニアなど)

腰椎麻酔下手術
(術前・術後の看護)

  • 肛門疾患
  • 大腸腫瘍など

その他

  • 大腸憩室炎・出血
  • 腸炎(急性・感染性・虚血性・大腸腫瘍)など

地域包括ケア病棟(40床)

急性期治療を終えた患者様の継続的治療やリハビリを中心とする「ポストアキュート」をはじめ、在宅や介護施設で療養している患者様の急性増悪を受け入れる「サブアキュート」やレスパイト入院を受け入れています。また、入院時より退院に向けての在宅復帰支援を多職種協働で行っています。

腸疾患

  • 大腸がん:術後の看護・ストーマケア・ペインコントロール・緩和ケア
  • 大腸ポリープ切除後の看護
  • 炎症性腸疾患:内科的治療(NSTチーム)、術後の看護・ストーマケア
  • 胃・大腸炎:内科的治療
  • 排泄障害(便秘・失禁・便排出困難・コメディカルとのチーム医療)

痔疾患

  • 肛門疾患術後の看護

その他

  • 要介護者の看護

患者支援センター

患者様の立場にたって、きめの細かい連携をとれるよう努めるセクションが患者支援センターです。
地域の医療機関やさまざまな保健・福祉サービス機関との連携の窓口として、患者様に切れ目のない医療・看護・介護サービスが提供できるよう支援・調整を担います。

入退院支援部門

地域の医療機関からの紹介や入院患者様の受け入れに関して、看護師や医療ソーシャルワーカーが、地域・外来・入院する部署や関係職種と連携を取り、入退院支援を行います。

地域医療連携部門

患者様が安心して円滑な医療を受けられるよう、地域の医療機関と連携を取り、医療体制の充実を図ります。

前方支援業務
(病病・病診連携)

  1. 紹介患者の診察・検査の予約
  2. 地域医療機関との連絡調整
  3. 他医療機関への逆紹介(診療予約申込み)
  4. 受診相談(セカンドオピニオン含む)
  5.  排泄相談(電話相談含む)
  6. その他広報活動(広報誌「あざれあ便り」作成)

後方支援業務
(医療総合相談)

  1. 入退院支援(在宅療養、後方病院転院、施設入所など)
  2. 介護保険、福祉制度に関する相談
  3. 在宅療養、病診連携、病病連携の調整
  4. 関係機関相談担当者からの連絡窓口
  5. その他の介護相談

患者会・研究会の
開催運営(年2回)

  1. あざれあ会 (ストーマ保有者やその家族を対象とした会)
  2. IBD友の会(潰瘍性大腸炎・クローン病の方やその家族を対象とした会)
  3. ちくご高齢者排便障害研究会(医療・介護・福祉施設職員の方を対象とした会)

講演会活動

地域の皆様の健康管理のお役に立てるよう、地域や職場の集まりなどで健康に関する講演などの企画や講師派遣をお手伝いします。

認定看護師

くるめ病院看護部では、大腸・肛門の専門病院として、認定看護師を配置しています。

皮膚・排泄ケア認定看護師

皮膚・排泄ケア認定看護師は、皮膚トラブルの予防を基礎として創傷・ストーマ(人工肛門・人工膀胱)・失禁に関するケアを専門的に行う看護師です。
ストーマケア・スキンケア・褥瘡・オムツ相談・フットケア・胃瘻のケアなどを行います。スタッフへの指導・相談を通じて、院内全体の看護の質向上を目指すとともに、ストーマ外来やスキンケア外来、ストーマケアに関する講習会などを通して 患者様や院外へ向けての指導も行っています。ストーマの管理や排泄に関することなどをご相談いただくことも可能です。

がん化学療法看護認定看護師

がん化学療法看護認定看護師の役割とは、がん化学療法(抗がん剤治療)を行う患者様やそのご家族が治療を納得した上で、安心・安全・安楽に治療を継続できるよう援助することです。
また、治療による副作用の症状や対処方法についての相談やアドバイスも行います。
がん化学療法に関しての疑問や心配ごとなどを解決する相談役としても頼られる存在です。